テレビでよく「⾃律神経の乱れ」などと聞きますが、⾃律神経とは、体内時計や体温調整、呼吸、⾎液循環、免疫など、私達が⽇頃⽣活していく上での様々な機能を、無意識にコントロールし続けている神経のことです。
⾃律神経には、交感神経と副交感神経があります。⼀⾔で⾔うならば、交感神経は、活動。副交感神経は、リラックスです。そのため、⽇中は交感神経が優位となり、夜には副交感神経が優位になるのが、質の良い睡眠を取るために必要な状態です。
しかし、夜中になっても、スマホなどで動画やSNSを⾒て、興奮してしまい、睡眠のために重要な、寝る前のリラックスがうまくできない⽅が多くいらっしゃいます。⼼当たりありませんか?
また、⾃律神経の機能は、加齢とともに機能が低下することも分かっています。20代と50代を⽐較すると、3分の1以下になることが分かっています。
そして、順天堂⼤学が健康な⼥性を35名を対象に⾏った別の調査においても、副交感神経の働きは加齢と共に低下しているという結果となっています。
責任のある仕事を任されストレスを抱えていたり、運動不⾜などの原因も考えられます。また、育児の影響で睡眠時間が短くなったり、⼥性ホルモンの働きの低下なども関係していると考えられています。このように、⽣活習慣や加齢により、⾃律神経は機能低下していきますが、あなたの⽣活スタイルにあった調整を⾏えば、良質な睡眠を整えていくことが可能です。